ソーラーパネルと携帯電話通信網を用いて、電源と配線を不要とした遠隔監視カメラです。決められた時間での自動撮影、専用サイトからの任意の撮影のほか、サイレン、発電機、ポンプなどの遠隔発停にも対応しています。別途専用のデータ収集端末と組み合わせれば、現場の環境データ(水位・濁度・pH・気温・湿度・騒音・振動・風速・風力・雨量など)を遠隔測定することもできます。
- ミルモットは国土交通省新技術情報提供システム(NETIS)の登録技術です。
- 技術名称:エコモバイル定点カメラ情報サービス「ミルモット」
- 登録番号:HK-090002-A
- ミルモットは北海道新技術情報提供シス
テムの登録技術です。 - 技術名称:エコモバイル定点カメラ情報サービス「ミルモット」
- 登録番号:20096001

総合評価落札方式で有利な技術的加点が得られる!
自然を相手にする建設工事では、環境への配慮が欠かせません。いかに環境負荷を軽減し、工事を進めていくかが土木工事では重要なポイントになります。
特に工事予定価格の大きな大型工事では、電子入札・電子納品が進むとともに、総合評価落札方式による一般競争入札が行われることが近年定着しています。環境対策における技術提案の占めるウェイトは、場合によっては積算以上にシビアといえるでしょう。
ミルモットはNETISに登録されている「エコモバイル定点カメラ情報サービス」で、工事中はもちろん、休工日でも任意の時間に現場を遠隔監視できます。
入札時に提出する技術的所見に「自動モニタリングシステムを採用する」と明記したある企業では、競合他社と比べ【施工上の課題に係わる技術的所見】において2倍以上(4.5点以上)の大差をつけ、見事落札に結び付けました。
工事価格がおよそ4億円の総合評価落札方式で行われた入札でしたが、総合評価の配点は「標準点100点」「技術的所見評価点31点」「施工体制評価点30点」の合計161点で争われ、評価点1点の重みは約250万円(4億円÷161点≒248.45万円)にもなります。
つまり、こちらの落札企業は、2位以下に技術提案で実に1120万円もの優位性を生み出したといっても過言ではありません。
| 落札額・工事種別 | 配点 | 1点あたりの価値 |
|---|---|---|
| 約35億円・トンネル工事 |
|
35億円÷180点 ≒1900万円/点 |
| 約15億円・農業水路工事 |
|
15億円÷170点 ≒900万円/点 |
| 約4億円・農業水路工事 |
|
4億円÷161点 ≒250万円/点 |
| 約4億円・港湾工事 |
|
4億円÷171点 ≒230万円/点 |
| 約1.5億円・河川工事 |
|
1.5億円÷151点 ≒100万円/点 |

NETIS登録技術につき工事成績評定が最大4点アップ!
ミルモットは平成21年4月24日、国土交通省新技術情報提供システム(NETIS)に登録されました。これにより、実際にミルモットを現場で活用した場合、工事成績評定において最大で4点加算(※注)されます。
このことは、国土交通省が発行する「公共工事等における新技術活用システム」のパンフレットでも明言されており(8ページ)、入札参加資格や優良企業表彰の獲得を目指す上で有効な制度となっています。
しかも、ミルモットは特定の工種に限定された施工技術ではなく、工種を問わない遠隔監視・制御システムであるため、幅広い現場で活用することができます。
もちろん、ミルモットの導入・運用において、特殊な技術や免許等は一切必要ありません。
※主任技術評価官による加点。実際の加点はその4割となるため、最大で「4×40%=1.6」点となる。

電源・通信設備が不要で、あらゆる現場に導入可能!
いわゆる「遠隔監視カメラ」という意味では、これまでも多くの商品が市場に出回っていますが、実際に導入するにはカメラ用に電源設備(AC100V電源など)や通信設備(LAN回線・通信モデムなど)を用意する必要があり、現場事務所と離れた山間部や港湾部といった場所には設置しにくいものばかりでした。
ミルモットは電源供給にソーラーパネル、通信回線にau(KDDI)の携帯通信網を用いるため、日差しがあり、携帯電話の通じる場所であれば、ほぼ問題なく導入することができます(※注)。
24時間監視する場合など、比較的電力を多く消費することが想定される現場では、AC100V電源に切り替えて使用することもできます(要見積もり)。
また、携帯電話すら通じない僻地の現場でも、衛星通信網を用いて遠隔監視・制御することが可能です(要見積もり)。
※電波強度が良好でも、電波品質の悪い現場では通信障害が生じる可能性があります。

インターネット端末でいつでも監視・記録ができる!
ミルモットによる遠隔監視・制御には、お手持ちのパソコンや携帯電話をご利用いただけるため、24時間いつでも監視・制御ができます。専用のアプリケーションなどをインストールする必要は一切ございません。
もちろん、普段使い慣れたパソコンや携帯電話を使えるので、特殊な操作を覚える心配もありません。
撮影された画像は、ミルモット専用サーバに自動的に保存されるため、CDやDVD、メモリカードといった記録媒体も不要です。
現場が終了した場合、もしくは任意のタイミングで、それまでサーバに記録してきた画像データをCD-Rに保存し、お渡しすることもできます(標準サービス)。

監視や制御だけではない!遠隔測定にも対応!
ミルモットで可能なのは、何も遠隔監視や遠隔制御に限ったことではありません。
専用のデータ収集端末と組み合わせることで、現場のあらゆる環境情報を遠隔測定し、データ取得することも可能です(オプション・要見積もり)。
収集可能なデータは、水位・濁度・pH・気温・湿度・騒音・振動・風速・風力・雨量などなど、あらゆる測定値に対応しています。
接点出入力を備えた計測器であれば、デジタル・アナログを問いません(一部非対応機種あり)。
監視データ同様、お手持ちのパソコンでいつでも測定することができます(携帯電話には未対応)。
ミルモットは主に「現場の見える化」を実現できるツールとして、これまで様々な建設現場等に導入されてきました。実際にご利用いただいた現場の担当者からは感謝のお言葉もちょうだいしております。以下にミルモットの導入設置事例をご紹介いたします。写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
■ 大手ゼネコン・土木工事現場事務所様より
現在、弊社では全国の技術提案を中央で企画してる。主に河川の工事では、水質監視の遠隔監視、異常出水時の安全監視を技術提案に盛り込んでいる。
いずれの河川工事における入札(総合評価方式)でも高い評価点がもらえており、今後も積極的に現場の見える化を進めてゆきたい。
導入した現場では、下請け工事会社のマナーが向上し、朝の出勤時間も早くなった。段取りに使う時間が長くなり、より安全な作業を行おうという意識、習慣ができたような気がする。
工事の途中から導入したものだが、創意工夫をすると事後評価点がもらえることもあり、採用して正解だった。
コンプライアンス、見える化のキーワードの元に、これからも積極的に現場のIT化を勧めていく。
また、現在開発中だそうだが、移動用緊急地震速報装置、ダンプ用ドライブレコーダー、発電機の遠隔発停の導入も積極的に行いたい。
■ 大手製鉄所様より 利用してみた感想
弊社では、主に工場内のエネルギー供給の配管補修、改修、新設工事の監視に利用しております。毎日のように改修工事が行われ、100万㎡もある敷地の往復は相当な時間の無駄になります。そのため、ミルモットを設置して監視することにしました。その結果、下記のようなことができるようになり、人件費の節約、社内コンプライアンスの強化に役立っております。
- カメラを設置することにより、職人さんが「見られている」という意識を持ち、作業手順の遵守、喫煙マナーの徹底が行き渡り、作業に集中してもらえるようになった。
- 以前は1日に数回現場に出向いて確認指示をしていたが、カメラで見て電話指示することが可能になり、相当な時間の短縮につながった。
- ソーラー電源を利用しているため、どこにでも持ち運ぶことができるので、三脚にキャスターをつけて長い配管を撮影することができる。WEBカメラだとそうはできない。また、コンビナートの螺旋階段にも簡単につけられるので、高い場所から全体の監視ができるようになった。
- 社内コンプライアンス委員会に部としての取り組みを提案し、非常に好評を得た。今後、社内の各部に広まりそうとのこと。
- 休みの日に工事が入ることがしばしばあるが、今まで日曜に出勤して現場を見に行ったのが、自宅のPC・ケータイで確認できるようになった。作業手順を間違えていたことに気がついた際も、映像のおかげで電話で指示できた。
- プラントメーカー担当者と映像を見ながら電話で打ち合わせができるので、わざわざ会社に来てもらう必要が無くなり、お互いに時間の節約になった。
- 機材納入会社や工事会社から、見える化・コンプライアンス・時間の節約・人件費の節約になると評価があり、今後このような取り組みを提案したいとのこと。
- 今後、緊急地震速報用のスピーカーがビルトインされると聞き、益々安全管理を強化できると思う。
ミルモットに多く寄せられるご質問と、それに対する回答をご紹介します。
機能に関して
ミルモットとは何ですか
動画は撮影できますか
現行モデルではできませんが、現在開発中の新モデルでは、最大200時間(予定)の録画が可能です。
夜間の撮影は行えますか
現行モデルではできませんが、現在開発中の新モデルでは、赤外線暗視カメラ(視界距離約20m・予定)によるモノクロ撮影が可能です。
カメラのパン・チルト・ズームはできますか
現行モデルではできませんが、現在開発中の新モデルでは可能です。
太陽光のみでどれぐらい撮影できますか
日照時間により異なりますが、1日20枚を目安としてください。それ以上撮影される場合は100V電源が必要となります。
ソーラーパネルの蓄電状態は何で判断するのですか
パネルボックス内に格納されているコントローラ部に3色のLEDがあります。蓄電量は (多)緑 → 黄 → 赤(少) となります。
撮影中に蓄電が足りなくなると画像は更新されないのですか
一時的にシステムの電源が入らず、撮影・更新ができなくなります。再度ソーラー充電されると電源が入り、撮影できるようになります。
通信に関して
通信費は定額制ですか
従量制です。撮影枚数により異なります。
auの電波が届かないエリアで使用します。docomoの電波は接続できますか
申し訳ございませんが、対応しておりません。
電波が届かないエリアで使用します。衛星電話は接続できますか
有償となりますが、接続可能です。
通信中に電波が途切れると画像は更新されないのですか
正常に画像更新が行われない代わりに、異常通知が行われます。
電波の届く範囲はどれぐらいですか
ミルモットの通信は、携帯電話の通信網を使っています。つまり、携帯電話で北海道から沖縄まで電話やメールができるのと同じで、携帯電話の通じるエリアであれば、日本全国どこでもつながります(auサービスエリア内でも、電波強度・電波品質の悪い地点では通信障害が発生する場合がございます。あらかじめご了承ください)。
サーバーに関して
画面のレイアウトや配色は変更できますか
基本的にはできません。大口案件等の場合のみ別途費用にて打ち合わせが必要です。
保存した画像のファイル形式は何ですか
640x480ピクセルのJPEG形式です。新モデルでは高解像度撮影(1600x1200ピクセル・予定)も可能です。
撮影した画像はサーバーに何枚まで保存できますか
特に撮影枚数・保存枚数の制限は設けておりませんが、今後変更される場合があります。
機器の返却と同時にサーバーにアクセスできなくなるのですか
レンタル契約の場合は契約内容に準じます。
操作に関して
サーバーを経由せずに手動で(カメラで直接)撮影できますか
遠隔操作・遠隔撮影を前提としたカメラのため、直接カメラを操作することはできません。
撮影した画像はサーバーを経由せずに直接保存できますか
撮影動作および撮影受信はすべて通信サーバを介するため、サーバを経由しない限り撮影・画像保存はできません。
撮影した画像を携帯電話に自動で転送できますか
ご契約内容により設定可能です。
自動撮影の時間は変更できますか
ご契約内容により設定可能です。
NETISに関して
NETISとは何ですか
国土交通省が運営している新技術に関する情報の共有及び提供を目的としたデータベースです。登録されている新技術を採用すると、総合評価落札方式による入札や工事成績評定で加点が得られます。
工事落札後にミルモットを設置してもNETISの加点を得られますか
発注者が適切と判断すれば得られます。
100V電源で使用してもNETISの加点を得られますか
発注者が適切と判断すれば得られます。


















